目次
概要
PowerPoint 文書(.pptx、.pptm)を対象としてテキストの検索または置換をするツールです。
詳細説明
PowerPoint 文書(.pptx、.pptm)を対象としてテキストの検索・置換をするツールです。
- PowerPoint 2007 以降がインストールされている PC で実行する必要があります。
- 検索・置換のデータファイルは Excel 文書(.xlsx)です。(.xlsx を編集できるアプリケーションが必要です)
- 検索・置換ログを出力するオプションをオンにした場合、ログファイルは .xlsx 文書として出力されます。
検索・置換データファイルのサンプル
下図は検索・置換データファイルの記述サンプルです(FindReplaceText.xlsx として同梱してあります)。
上記サンプルの
- 「大小別」 は「大文字と小文字を区別する」
- 「単語」は「完全に一致する単語だけを検索する(単語単位の検索)」
- 「半全別」は「半角と全角を区別する」
を意味しています。
上記サンプルの右側に記述してある注意事項は下記の通りです。
- 1行目に「検索テキスト」「大小別」「単語」「半全別」「置換後テキスト」と記載のある列がツールで使用されます。それ以外の列はツールから無視されます。
- 上記の条件に一致する全てのシートのデータが使用されます。
- 検索テキストは自動的にメモリ上でテキストの長さの順にソートされ、テキストの長いものから検索が実行されます。
- 「大小別」「単語」「半全別」の列は、セルが空であればオフ(False)、何らかの文字が入力されていればオン(True)の意味になります。
- 非表示シートと非表示行は無視されます。
検索・置換ログファイルのサンプル
下図は置換処理後に出力されるログファイルのサンプルです。
なお、ログファイルの「リンク」をクリックすると、該当のスライド画面を開きます。
お知らせ機能について
当サイトの管理人が作成したツールに関するお知らせがある場合、ツールのダイアログの右上にある(i)ボタンが青色や赤色に変わります。
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(i)ボタンをクリックすると、お知らせが表示されます。
このツールは起動時に、ツールに関する「お知らせ」を受信するために、当サイトの管理人が管理するサーバ上のファイルを読み込みます。
コマンドラインからの実行機能について
UI からの操作だけでなく、必要に応じてコマンドラインからオプションを与えて実行することもできるので、スケジューラと組み合わせて指定した時刻に実行したり、他のツールと組み合わせてバッチ処理することができます。
コマンドラインから実行した場合、エラーが無ければ、ツールは処理完了後に自動的に終了します。
主なオプションについて
下記はコマンドラインで指定できる主なオプションの一覧です。
ダイアログ上のオプション名 | オプションの種類 | コマンドラインでの引数名 | 設定できる値 |
対象ファイル | リストボックス | /targetFiles: | フォルダパスやファイルパス |
フォルダ指定のときサブフォルダも含める | チェックボックス | /subFolders: | True / False |
検索 | ラジオボタン | /FindOnlyNotReplace: | Ture |
置換 | ラジオボタン | /Replace: | Ture |
スライド | チェックボックス | /ProcessSlides: | True / False |
ノート | チェックボックス | /ProcessNotes: | True / False |
非表示のスライド/ノートは処理しない | チェックボックス | /ProcessNotHiddenSlidesNotes: | True / False |
ヒット個所に色を付ける または ヒット個所に文字色を付ける | チェックボックス | /PPT_AddColorToChangedText: | True / False |
(色指定) | ColorPicker コントロール | /ColorPicker_Name: | A,R,G,B(それぞれ0-255の値) |
検索・置換ログを出力する | チェックボックス | /OutputLog: | True / False |
検索・置換テーブルファイル | コンボボックス | /findRepListFile: | 検索・置換テーブルファイルのパス |
ログフォルダ | コンボボックス | /logFolder: | フォルダパス |
- ラジオボタンを選択する場合は、同じグループに属するラジオボタンのうち1つだけを True に指定します(選択しないラジオボタンに False を指定する必要はありません)。
- 指定するフォルダパスやファイルパスに空白が含まれる場合は、フォルダパスやファイルパスを " " で挟んで指定してください。
- 上記以外のその他のオプションについては、コマンドラインで EeoPptxRepText /? と入力すると確認できます。
- /#CLOptionsFile: オプションを使用すると、複数のコマンドラインオプションを記述したテキストファイルを引数として与えることができます。
- コマンドラインで指定しなかったダイアログ上のオプションについては、ほとんどの場合、ツールが前回終了したときのオプション値が引き継がれます。しかしツールの動作が予期しないものになる可能性を避けるため、必要なオプションは明示的に指定することをお勧めします。
実行例1:コマンドラインに複数のオプションを並べて実行
コマンドラインから下記のように指定できます。
C:\Prompt>eeopptxreptext /targetFiles:D:\temp /subFolders:True /Replace:True /ProcessSlides:True /ProcessNotes:True /ProcessNotHiddenSlidesNotes:True /PPT_AddColorToChangedText:False /OutputLog:True /findRepListFile:D:\temp\FindReplaceText.xlsx /logFolder:D:\temp
実行例2:複数のオプションを記述したテキストファイルを指定して実行
テキストファイル(名前は何でも良いのですが、仮に CLE.txt とします)に下記のように記述します。(行頭が * で始まる行、改行のみの行は無視されます)
/targetFiles:D:\temp
/subFolders:True
***** /FindOnlyNotReplace:
/Replace:True
/ProcessSlides:True
/ProcessNotes:True
/ProcessNotHiddenSlidesNotes:True
/PPT_AddColorToChangedText:False
***** /ColorPicker_Name:
/OutputLog:True
/findRepListFile:D:\temp\FindReplaceText.xlsx
/logFolder:D:\temp
記述したテキストファイルは UTF-8(BOM 付き)または UTF-16LE(BOM 付き)で保存してください。
そして下記のようにコマンドラインからテキストファイルを指定します。
C:\Prompt> eeopptxreptext /#CLOptionsFile:CLE.txt
使用制限について
1度の実行で処理できるスライド/ノートの数は最初の3つ(3ペア)までに制限されています。対象ファイルとして複数のファイルを指定した場合でも、トータルで3つまでです。
使用制限を解除するには、シェアウェア料金(2,000円)をお支払いいただき、使用制限の解除を申請していただく必要があります。
料金のお支払い方法については、以下の方法をご用意させていただいております。その他の方法をご希望の場合は「お問い合わせ」フォームからご相談ください。
アマゾンギフト券(Eメールタイプ)でお支払い可能です。
送金手数料はかかりません。
受取人のメールアドレスは ellentools【@】elleneast.com にしてください。(【@】を @ に変えてご使用ください)PayPay の送金機能でお支払い可能です。
送金手数料はかかりません。
受け取り用のリンクをメールで ellentools【@】elleneast.com までお送りください。(【@】を @ に変えてご使用ください)- 楽天ペイの送金機能でお支払い可能です。
送金手数料はかかりません。
受け取り用のリンクをメールで ellentools【@】elleneast.com までお送りください。(【@】を @ に変えてご使用ください)
- ゆうちょ銀行への振り込みでお支払い可能です。振込先は下記になります。
(お振込手数料が発生する場合は恐れ入りますがご負担をお願い致します)金融機関:ゆうちょ銀行
店 名:〇二九(029)
取引種類:当座
口座番号:0141091
受取人名:エレン イースト
使用制限解除の申請方法については、ツールのダイアログの灰色部分で右クリック>[使用制限...]>[使用制限解除の申請フォーム]からご確認ください。
ダウンロード
このサイトからダウンロード
Vector からダウンロード
インストールと実行について
- ZIP 版をダウンロードした場合:
任意のフォルダに解凍すればインストールは終わりです。 EeoPptxRepText.exe を実行してください。 - インストーラー版をダウンロードした場合:
インストーラー実行後に Windows の[スタートメニュー]>[Ellen East]>[EeoPptxRepText]から、またはデスクトップのショートカットから実行してください。
アンインストールについて
- ZIP 版をダウンロードした場合:
インストールのときに解凍したファイルを削除してください。 - インストーラー版をダウンロードした場合:
Windows の[スタートメニュー]>[Ellen East]>「EeoPptxRepText」のアイコンを右クリックして[アンインストール]を選択し、インストールされているプログラムの一覧が表示されたら[EeoPptxRepText]をダブルクリックまたは右クリックしてアンインストールしてください。
動作環境
Windows 10 (64 bit) + PowerPoint for Office 365 MSO (16.0) / 1909 で動作を確認。
変更履歴
- 2019-11-04
- 右クリックメニューに[ツールが置かれているフォルダを開く]を追加。
- UIの[ヒット個所に色を付ける]を[ヒット個所に文字色を付ける]に変更。
- インストーラー版に置換データファイルのサンプル(FindReplaceText.xlsx)を入れ忘れたので入れた。
- 2019-10-23 初版リリース
その他
開発者
エレン・イースト(当サイトの管理人)
配布、転載、雑誌掲載
自由に行っていただいて構いませんが、事後で良いのでご連絡をいただけるとありがたいです。配布の際は、このサイトから入手したファイルに手を加えず、そのまま配布して下さい。
当ソフトウェアの使用条件を緩和または解除するパスワードやファイルがあってそれを入手した場合、それを直接的または間接的な方法で他人・他の団体等に漏らしたり公開したりしないようお願い致します。
ご連絡方法
バグ修正依頼・ご要望・お問い合わせ・ご感想などありましたら、該当ツールのページのコメント欄または「お問い合わせ」フォームからお願いします(コメント入力時またはフォーム入力時のメールアドレスは連絡が取れる正しいものを記入してください)。
もしも「お問い合わせ」フォームから連絡が取れない場合は「その他の連絡方法」もお試しください。
著作権について
当ソフトウェアは、当サイトの管理人であるエレン・イーストの著作物であり、エレン・イーストによってのみライセンスされます。
当ソフトウェアに対するリバースエンジニアリング及び、改変は一切禁止します。
免責事項
当サイトの管理人(エレン・イースト)は、当サイトの管理人が開発したソフトウェアを、当サイトまたは Vector 等のソフトウェア公開サイトを通じて公開しています。
当サイトの管理人が公開したソフトウェアを使用したことによる(または使用できなかったことによる)いかなる損失・損害・障害・不具合・不利益等についても、当サイトおよび当サイトの管理人およびその関係者は一切の責任を負いません。各自の責任においてご使用ください。
バグや不具合等のご報告・ご意見等を歓迎しています。そういったご連絡についてはできるだけ前向きに対処したいと考えています。
ただし、当サイトの管理人およびその関係者は、公開したソフトウェアについてのサポートおよび修正の義務を一切負わないこととします。
シェアウェア料金をお支払いいただく場合は、事前に十分な動作確認の上お申し込みください。
本アプリケーションで使用しているソフトウェア
本アプリケーションでは以下のソフトウェアを使用しています。
- ソフトウェア名:Extended WPF Toolkit
著作権:Xceed Software Inc.
ライセンスの種類:Ms-PL
ライセンスの全文:https://github.com/xceedsoftware/wpftoolkit/blob/master/license.md#microsoft-public-license-ms-pl - ソフトウェア名:ClosedXML
著作権:Copyright (c) 2016 ClosedXML
ライセンスの種類:MIT
ライセンスの全文:https://github.com/ClosedXML/ClosedXML/blob/develop/LICENSE