Visual Studio でビルドを実行すると下記の警告(warning)が出た。
warning MSB3884: 規則セット ファイル “WpfApp1.ruleset” を検出できませんでした。
規則セットとは、コード分析のやり方を定めたルールセットのことです。様々な種類の規則セットが用意されており、カスタムの規則セットを作成することもできます。
.ruleset ファイルは、カスタムの規則セットを定義したときに作成されます。
.ruleset ファイルがどこかにある場合
この警告が出た場合、まずソリューションエクスプローラーを確認して、黄色の「!」マークが付いている .ruleset ファイルが無いかを確認する。たとえば私のプロジェクトの場合、このようになっていた。
つまり、.ruleset ファイルがどこかに行っちゃったのでエラーが出ているわけだ。もしもそのファイルを見つけることができたら、プロジェクトフォルダの中に戻してリビルドすればエラーは消える(ソリューションエクスプローラーの表示を更新するかプロジェクトを開きなおせば黄色の「!」マークも消える)。
.ruleset ファイルが見つからない場合
.ruleset ファイルが見つからない場合は仕方がないので(.ruleset はあきらめて)、警告が出ないように後始末をしましょう。
まず、ソリューションエクスプローラーから黄色の「!」マークが付いている .ruleset ファイルを(Delete キーで)削除します。
次に Visual Studio の上部メニューから[プロジェクト]>[プロパティ]を選択したら[コード分析]を選択する。
そして[規則セット]のリストボックスを開くと、警告が出ていた .ruleset の項目が見つかると思うのでそれを選択する。
選択すると下図のように削除するか聞いてくるので「はい」を選択して削除する。
これでお掃除完了です。
新規プロジェクトを作成したときのデフォルトの規則セットは[Microsoft マネージド推奨規則]です。
必要に応じて新しいカスタムの[規則セット]を定義すると、新しい .ruleset ファイルが作成されます。