この記事の執筆時点で著者が使用している ESET は、Internet Security バージョン 12.2.23.0 です。
ESET が無断でファイルを持ち去るんだが
最近、Visual Studio でアプリケーションをビルドすると、ESET が下図のようなメッセージを出すようになった。
ファイル ‘xxxxx.exe’ が分析のためにESETに送信されました。
ビルドするたびに毎回表示されるというわけではないが、Visual Studio を起動してから最初のビルドの時に高確率で(必ず?)表示される様子。
けっこう、うっとうしい。
問題はそれだけではない。
私が作成・所有しているファイルを無断で送信しちゃうってどういうこと?
場合によっては見られたくない・見せてはいけないような内容のものだってあるかもしれないじゃん(やましいものじゃないですよ!^^)。
これは問題でしょう。
それに私は怪しいアプリケーションを作ってるわけじゃないですよ! ビルドするたびに「変なもの作ってんじゃないの? 調べます。(--)」と言われてるようで、なんか気分が悪いゾ。
この挙動については、きっと近いうちに修正が入るだろうと期待するが、それまで待っていられない。
上の図のメッセージに[このメッセージの詳細を見る]というリンクがあるので、クリックするとこんな Web ページに飛んだが・・・
関係ない項目ばかりで、「このメッセージの詳細」は記載されていなかった。
対策
早速ですが、対策です。
タスクバーの右にある[隠れているインジケーターを表示]ボタンをクリックし、ESET アイコンを右クリックし、[詳細設定]をクリックします。
[クラウドベース保護]をクリックし、[サンプルの送信]をクリック。
下のほうに[不審なサンプルの自動送信]の設定項目が表示されます。ここで、自動的に送信されたくない項目をオフにできます。
ちなみに、各項目の右端にある(i)マークの上にマウスポインタを置くと、項目の説明が表示されます。
別のやり方として、自動送信をオンにしたままで、特定のフォルダやファイルを自動送信の除外対象とすることもできます。
除外対象を設定するには、さらに下のほうにある[除外]の[編集]をクリック。
除外対象のフォルダまたはファイルを設定します。
上図の[移動先のフォルダ…]って、たぶん誤訳ですね。[フォルダを選択…]または[フォルダ…]とすべきところかな?
除外対象が設定された場合、[除外]ラベルの左側に水色の縦棒が表示されるようです。
私は自動送信から除外するフォルダを設定して、うっとうしいメッセージが表示されなくなりました。
ヨシっ!ヽ(^。^)ノ
私も同様に困ってました。参考にさせて頂きます、有り難うございます。
しかし、ユーザーに無断で勝手にファイル送信って…何考えてるのでしょうね?スパイウェアと同じじゃないですか、スパイウェア対策で入れてるのに。
ちなみに頭に来たんでESETに問い合わせしているところです。
y-s 様
コメントありがとうございます。^^
(デフォルトで)勝手にファイルを持っていっちゃうのはマズイですよね~。
デフォルト設定では、ファイルを送信するかどうかを選択できるようにすべきですよね。
この記事がお役に立ったようで良かったです。^^
Ellen East様、改めて有難うございます。
外部からの攻撃に対してプライバシーetc.を守るソフトを作ってる筈なのにデフォルトで不特定ファイルを外部リークさせる作りこみって…常識的に考えて理解できないですよね。企業などから訴えられてもいいレベルだと思うのですが。
ご迷惑になるといけないので、ここでは詳細書きませんがESETには引き続き、本件を追及していく所存です。第三者による見識も問い合わせしています。
y-s 様
ウィルス対策ソフトが迷惑な動作をするので、ウィルス対策ソフトに対して「おまえがウィルスだろ~っ!!」と叫びたくなることが以前よくありました。^^;
こういうのは十分よく考えて開発してもらわないとホントに困りますね。
ESETへのご連絡ありがとうございます。幸運を祈ります。(^人^)