母が急遽入院。救急車に乗る前の注意点

2018年6月29日、76歳の母親が入院した日のお話。

朝、母が起きられなくなった

自宅で朝の6時頃、姉が二階で寝ている母を起こしに行ったが、「腰が動かない。起きれない」のようなことを言って、起きなかったらしい(後から聞いた話)。

母が一階に降りて来ないので、再び姉が7時半頃に起こしに行くが、起きない。姉はいつもと違う異常を感じたらしく、そのことを別の部屋で寝ている私に訴えに来た(私は寝る時間が母や姉より遅い分、起きるのも遅い)。
母が起床時にぐずって起きないのは珍しいことではなかったので(最近に限って言えば珍しいが)、「またか」と思った。

「仕方ないなぁ」と半ば面倒くさく思いつつ、母の所に行って声をかけると、母は寝たまま目は閉じたままで、なにやらつぶやいていた。何を言っていたかは覚えてないが、このときはまだちゃんと言葉になっていたと思う。
姉が寝ている母の背中を押し上げて母の上半身を起こし、母も自分で立ち上がろうとするが、腰が畳から離れず、再びゴロンと布団の上に横になった。

「救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル」からの助言

これはいつもと違う」と思った私は、「救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル」の番号に電話して助言を求めると、

「様子を見て9時頃になったらケアマネージャさんに電話して相談するように」と言われた。

「母は4~5年前に脳梗塞で倒れたことがあり、そのときの症状に似ているので、急を要するのでは…」と軽く訴えたが「年を取るとそういうふうに起きれなくなることはよくあるから。一番よく理解しているケアマネージャさんに相談して」とキッパリした口調で押し返されたので、従うことにした(先に結論を言うと、従ったのは失敗だった)。電話を切って母の様子を見に行くと、しゃべることはできたが、夢を見ているかのようなトンチンカンなことをしゃべった。だが、母は以前の脳梗塞で倒れて以来ボケていて変なことを言うことがあったので、このときも私はあまり気に留めなかった。

ジリジリする気持ちを抑えて9時近くまで待ってから再度母の様子を見に行くと、症状が悪化していた。呼び掛けると「あーうー」という、うめき声のような反応だけが返ってくる。体はほとんど動かせないようだ。
あわててケアマネージャさんに電話すると「すぐに救急車を呼ぶように」という旨の返事で、そうした。

救急車が来た!そしてなぜか消防車も来た!!

救急車を置いている大きな病院が比較的近いところにあるせいか、救急車は数分でやってきた気がする。

だが救急車を呼んだはずなのに、なぜか消防車を連れて2台で来たので、「あれ?火事と思わせるようなこと言ったかな?」と不安になったが、そういうことではないようだった。今でも消防車がついてきた理由は分からない(他に適当な車が無かったから?)。

MEMO

あとで救急車に消防車が付いてきた理由を調べてみたら、これは「PA連携活動」と言って、最近では珍しいことではないらしい。P はポンプ車(Pumper)、A は救急車(Ambulance)。
つまり、「先に行ける方が先に行く」または「協力し合う」ということ。
消防隊員は救急隊員と同等の資格を持っていて、AEDや酸素吸入器等の機材も持っているし、たとえば閉じ込められている人を助け出すような道具も持っている。体を鍛えてるイメージもありますよね。
救急隊と消防隊が協力することで、救護活動をより確実に行うようにしているとのこと。

なお、消防車がいつも必ず付いてくるとは限らないらしい。119番したときの情報等で判断されるとのこと。

救急隊の人が丁寧に私から聞き取りをし、複数人がテキパキとした動きで2階に寝ていた母を一階に降ろして救急車に乗せた。

以前も母のことで救急車を呼んだことがあったが、そのとき来たのは救急車1台で2~3人だったと思う(そのときは母が急に回復したので、救急車は母を乗せずに帰った)。
今回は2台で5人くらい(?)で来た。その人数で来てくれて良かった。そうでなければ母を2階からうまく降ろせたかどうか疑問だ。母が2階に寝てると電話で伝えた覚えはないのだが…不思議だ(以前に救急車が来たときの情報やらなんやらを記録してあるのかな?)。

救急車に乗って病院へ

母が救急車に乗せられ、一緒に来るように言われたので(考えてみればそう言われるのは当たり前なので出かける準備をしとくべきだった)、あわてて支度をして姉を連れて救急車に同乗した。

救急車の中で再び私に対して聞き取りが行われたり、救急隊員が母の様子を診たりしていて、(意外と)なかなか救急車が発車しない。母の状態に応じて引き受けてくれる病院を探すためかな。今日は予想最高気温が35度。救急車に乗ってから車内はしばらくの間、暑かった。救急隊員が最初に受け入れの要請をした病院には断られ、別の病院が引き受けをOKしてくれたので、やっと出発した。

救急車がなかなか発車しない理由

母親が救急車で運ばれたときは、母親がどういう状態かを救急隊員がちゃんと確認した上で、適切な受け入れ先の病院を探しているため、救急車がなかなか発車しないのだと思っていた。

それは間違いないと思うが、実は、この半年後に、今度は姉が救急車で運ばれるハメになってしまい、そのときに分かったことがある。

どうやら、救急隊員が病院に問い合わせをした後、病院から折り返しの連絡が来るのをずっと待っていたようだ。おそらく、どうしても意見を聞かなければならない病院の担当の先生が多忙で捕まらないとか、そんなことだと思う。つまり、救急隊員も、病院からの折り返しの連絡が来なければ動きようがないことがあるようだった。

救急車に乗ったのは初めてだった。窓(側面)側に置いてある簡易な椅子に座った気がする。窓(側面)側に背中を当てて、ストレッチャーに乗せられている母の方に体を向ける姿勢。車内は意外と狭く、雑に物が置かれている印象だった。走ってるうちに冷房が効いてきたようだ。
Googleマップを開いて、救急車が通っていく道筋を確認した(あ、今思えば、救急車内はスマホNGだったかなぁ?)。
運転する救急隊員が「道を開けてください」「右へ曲がります」とマイクに向かって大きな声で叫び、他の車の間をすり抜けながら、やがて病院に着いた。

病院での待ち時間は長い・・・長い・・・

病院に着いた後も、別の病院スタッフから聞き取りをされ(最終的には、ほぼ同じことを5~6回しゃべった気がする。こういうのはまだ改善できないのかな?)、問診や手続きの書類を何枚も書いたり、母の諸々の検査が終わるのを待ったり、もう午後の4時になるがまだ病院にいてやることがないので、いまこれを書いている。今、もうすぐ入院用の部屋に移動すると教えてもらった。(結局、病院を後にしたのは午後6時頃だった)

グーグーと眠り続けた母の病名は「てんかん」!?

てっきりまた母が脳梗塞を再発したかと思っていたが、先生から「てんかんだと思われる」と聞いて驚いた。母が「てんかん」と診断されたことはいままで無かった。私が抱いていた「てんかん」のイメージは手足が痙攣するようなもの。だが、てんかんの症状が手足に現れると手足が痙攣し、頭に現れると母のようになったりする、と先生から聞いた。
てんかんの症状が頭に出ると、脳波が乱れて脳が疲れてしまい、数日から一週間くらい寝たようなままの状態になることがあるらしい。
ただ、てんかんならば、てんかんを抑える良い薬もあり、母が回復する可能性はあるとのことなので、少しホッとしたがまだ安心はできない。
寝たままの状態が長びくと筋肉が衰えたり、床ずれ等の問題も増えるので心配だ。

MEMO
母は入院することになり、そのあと毎日のように面会に行った。だが2~3日後に面会に行ったとき、母はベッドの上で、目の前に存在しないテレビの幻覚を見てゲラゲラ笑っていた。そんな母を見たときはかなり心配・不安な気持ちになった。
でもそんな症状を見たのは幸運にもその1回きりだった。

あとで先生に聞くと、それも「てんかん」で一時的に脳波が乱れたことが原因だろうということだった。

MEMO
5年ほど前の話。
5年ほど前、母は「脳梗塞で倒れた」のだが、姉によると、発見時に母はソファーの上でグーグーと寝ていたそうだ(私は当時、別居していた)。
姉が母をいくら起こしても起きなかったので、姉が救急車を呼び、姉は救急車に同乗して病院に行った。別居していた私に電話で連絡してきたのは救急隊員だった。東京にいた私はすぐにタクシーで埼玉の病院に向かった。病院に着くと姉が待っていて、医者が私たちを母のところに連れていった。母はグーグーと寝ていた。

医者は、母に向かって大きな声で呼びかけたり、揺すったり叩いたりしたが、それでも反応せずに眠り続ける母の前で「こんな状態だ」と私に示した。母はそれから数日以上、眠ったままだったと思う。

最初、医者は原因が分からないようだったが、その後「詳しく調べなおしてみたら、小さな脳梗塞が見つかった」と言っていた。
医者は当初「植物人間として寝たきりになる可能性が高い」と言っていたが、母は数年間かけて健常者と同じくらいに(体のほうは)回復した。
しかし、少しボケた状態になったままで、意欲が無くなる等の問題は残り、最近でも数か月に1度くらいの頻度で揺すっても叩いても起きないような深い眠りに入ってしまうことがあった(そんなときは1時間くらい待ってから起こしてみると、起きてくれていた)。
そして今回の件が起きたので、今回お世話になっている医者にそれを伝えたところ、当時の記録を調べてみると言ってくれた。
もしかしたら、この5年間、母に「てんかん」が何度も起きていたのを知らないでいたのかもしれない。

脳梗塞をしたりして脳の一部に傷がつくと、「てんかん」が起こりやすくなるらしい。

こんなとき心の支えになったのは

とりあえず、入院することに決まった。回復状況次第で変わることだが、一週間くらいは入院するだろうということだった。(結局、ちょうど一か月入院することになった)
救急車が来た頃からお昼過ぎ頃まで母は眠ったような状態でいびきをかいていたが、夕方頃には呼びかけにも反応するようになり、ろれつが回らずかなり聞きずらいものの、しゃべれるようにもなってきた。
体はまだ動かせず、目もまだちゃんと開けられないようだ。

こんなひどい一日だったけれど、今回は救急の方々がとても頼もしく見えて、病院のスタッフの方・先生・ナースの人たちが親切で丁寧な説明をしてくれたので、それが心の支えになった。


ナースの方々のスマイルは、まさに天使のスマイル…。心が癒えました。

母のために動いてくれた皆さん全員に心から「ありがとうございました」と感謝したい。

救急車に乗る前の注意点

そうだ、書くのを忘れるとこだった。
突然、救急車で病院に連れて行かれることになった場合、いくつか注意しておかなければならないことがあります。家に誰も残らない場合は特に気をつけてください。救急車に乗るような状況では、それでなくても慌てたり軽いパニック状態になりがちなので、いろいろと忘れがちになります。

私の場合、救急隊員の人が「火の元は大丈夫?」等、いくつか注意してくれましたが、うっかり忘れていたのがスマホの予備バッテリーを持っていくこと。

病院では、やることが無い待ち時間がやたら多いし、不安で落ち着かないので普段より余計にスマホをいじるし、病院から帰れる時間が見えないので、スマホの充電が切れてしまう可能性があります!(実際、私のスマホの充電が切れてしまい、不便な思いをしました)

もしも救急車に乗ることになったら、下記の点をチェックしましょう!

  • 救急車が来る前に、救急隊員が担架を運びやすいようにしておく。
    たとえば、門の扉を全開にしておく、玄関や廊下の邪魔になりそうなものをどかしておく、等。
  • お金(千円札、100円玉を混ぜて)を持っていく。
    帰りの交通費、食事費、そして病院内の自動販売機を利用する場合も考えて千円札または100円玉があると良いと思います。
  • 患者の健康保険証を持っていく。
  • 患者の診察券を持っていく。
    どの病院に行くことになるか分からないことがほとんどだと思うので、救急車が来る前に、患者が持っている診察券は全部用意しておきましょう。
  • 患者のお薬手帳を持っていく。
  • 患者が病院で使うスリッパを持っていく。
  • 患者の靴を持っていく。
    救急車で運ばれた日に帰宅になることもあります(荷物を減らしたい場合は、スリッパを靴替わりにしても良いかもしれませんね)。
  • 自分(患者の同行者)の常用薬(普段飲んでいる薬)を持っていく
  • スマホ等の情報アクセス手段を持っていく。
  • スマホ等の予備バッテリーを持っていく。
    スマホと予備バッテリーをつなげるケーブルも忘れずに。
  • 軽食(ビスケットとかバナナとか)を持っていく。
    病院側からの連絡待ちのため、病院の特定の場所から数時間以上も動けない可能性があります。時間帯によっては現場での食べ物の入手も困難かもしれません。自分まで体調を崩してしまわないよう、軽食の持参をお勧めします。匂いが強いものや食べる音が大きいものは避けましょう。
  • 病院内で長時間過ごせる服装をしていく。
    寒い季節は暖かい服装で。
    暑い季節でも(病院内の冷房や朝・夜の)冷え込みを考慮した服を用意。
  • マスク。
    病院内で買える可能性もありますが、持参できるなら持参しましょう。
  • お腹に何か入れておく(水分も適量とっておく)。
    まだ食事をしていない場合は、救急車が来る前に、バナナでもビスケットでも何でも良いので、何かお腹に入れておきましょう。水分も適量とっておきましょう。
    病院に着いたらすぐに長時間待たされることになります。自分までも体調を崩さないようにしましょう。
    病院にも飲料水の自動販売機はあると思いますが、病院側からの連絡待ちのため、病院の特定の場所から数時間以上動けないこともあります。
  • トイレに行っておく。
    病院にも当然トイレはありますが、病院側からの連絡待ちのため、病院の特定の場所から数時間以上動けないこともあります。
  • 火の元のチェック。
  • 電気製品の電源を切ったかチェック。
  • 戸締りのチェック。
  • 時間をつぶせるものを持っていく。
    これは必須ではないかもしれませんが、とにかく病院での待ち時間は長くなりがちなので、スマホとか本とか、何か時間をつぶせるものとか不安な気持ちを紛らわせられるものがあると良いと思います。不謹慎と言われない範囲のもので。
    なお、病院の場所によっては、スマホの電波がつながらないこともあります。
  • その他。
    あなたが普段外出するときに注意していることがあれば、同じようにしましょう。

準備ができたら、家の外に出て、救急車から見えやすい場所に移動して、救急車を誘導しましょう(「こっちですー!」と手を振るなど)。

体力がないご家族(高齢者など)は「後日、落ち着いたら面会に連れていくから」などと伝えて、軽食などを用意してあげて、家に残ってもらったほうが良いかもしれません。病院での長い長い待ち時間の間、休める場所は椅子くらいだと思うので、心労も重なって(若い人でも)ひどく体力を消耗します。

そして少し落ち着いたら、会社や誰かに連絡をしておくべきか、約束や予約をすっぽかしてないか、考えてみましょう。

MEMO

いざそのときになったら「あわてて平常心ではいられないかもしれない」と考えて備えておいたほうが良いでしょう。頭が真っ白になって「119」という番号さえ忘れる可能性さえあります。

電話の近くには普段から、「119」という文字、電話をかけたときに伝える「自宅住所」、そして上記にリストした注意事項を記載した紙を貼っておくことをお勧めします。

119番に電話して自宅住所を伝えると、自宅に隣接する家に住んでる人の苗字を聞かれることがあるので、それも把握しておきましょう。

 

私はここに母の記事を書いた数か月後、姉のために救急車を呼ぶことになってしまったのですが、そのときに少し平常心を失っていたものの、自分で書いたこの記事を読み直して、救急車が来る前に必要な準備をしておくことができました。

明日は、午後から、母の入院に必要な生活用品等を揃えたり、病院で入院手続きをして、面会もしてくる予定だ。

退院しました
ちょうど一か月後の7月31日、無事退院しました。(*^ ^)(*_ _)

オムツ使用証明書の発行にかかる料金

母の入院時のオムツ代を確定申告の医療費控除に適用できないかなと思い、オムツ使用証明書の発行にかかる料金を病院窓口で聞いてみた。

あらかじめネットで調べたところでは、1,000~2,000円くらいらしい。

ところが、こちらの病院では、なんと 5,400円(消費税込)とのこと。思わず
「5,400えんっ!?( ゚д゚ )クワッ」と聞き返しちゃいました。

これじゃあ医療費控除に入れてもわりにあわないですね。

入院・手術証明書(診断書)の発行にかかった料金

母親が入っている生命保険会社に提出するために、「入院・手術証明書(診断書)」の発行を病院に依頼してたのだが、それを今日(9月6日)受け取ってきた。

発行までに要した期間が3週間ちょっと。要求された料金が(税込)6,480円。あいかわらずだけど、高くね?

発行された「入院・手術証明書(診断書)」を見てみると、テンプレートのフォーマットが印刷されている用紙に6か所ほどチェックが入っていて、他には日付が4か所、あとお医者さんの署名と判子があるだけ。・・・高くね?

それに診断書の料金は確定申告の医療費控除に使えないんだよね~。

母の入院で知った便利グッズ

母の入院に必要なものとして看護師さんから買うように言われたものの中にこんなのがあった。

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ベッドで寝ている状態でも水分を補給できるコップのようだが、こぼれにくいコップとして普段の生活でも使えるかも?

それからこれ。

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トロメイク
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水などにとろみを与える粉末。水を飲むとむせやすいとき、水にとろみを与えると飲みやすくなるらしい。
薬がのどを通りにくいときは、薬を飲むための水にとろみを付けても良さそうですね。
(病院の販売店で買ったのは、スティックタイプ 2.5g×40包でした)

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