清掃屋さんから聞いた浄化槽の話

下水設備が無い地域では、住宅に浄化槽を設置しなければなりません。

埼玉の田舎にある我が家も下水設備は利用できないので浄化槽を設置して使用しています。

ただ、我が家は、自分がアパートで一人暮らしをしていた頃に親が建てた家なので、浄化槽について(主に管理面で)私にはよく分からないことがありました。

それで、先日、我が家の浄化槽の清掃に来た清掃屋さんに話を聞いてみたら、意外な話をいくつか聞けたので、そのときの話をここにメモしておくことにします。

(浄化槽の一般的な話題については、別の記事を探していただいたほうが良いかもしれません)

我が家の浄化槽のタイプ

まず、我が家の浄化槽のタイプから。

我が家の浄化槽は「嫌気ろ床(けんきろしょう)接触ばっ気方式の7人槽の合併処理浄化槽(4.426㎥)」です。

聞きなれない語が多いと思いますが、おさえておきたいのは「方式」「○人槽」「合併か単独か」というところです。つまり我が家の浄化槽の場合は下記の3つがポイントとなる点です。

  • 接触ばっ気方式
  • 7人槽
  • 合併浄化槽

浄化槽の維持費用(年間)

次に、我が家で実際に支払っている1年間の維持費について(あくまでも我が家の場合です)。

浄化槽の維持費は下記の3種類に分けられます。

  • 保守点検にかかる費用
    保守点検は、3~4カ月に1回、業者によって行われます。
    年額17,000円
  • 法定検査
    年に1度「埼玉県環境検査研究協会」の担当者が来て検査をします。
    検査手数料5,000円
  • 清掃費用
    3年に1回くらい清掃屋さんが来て、浄化槽にたまった汚泥などを取り除きます(保守点検をしている業者から清掃屋さんに連絡がいくらしい)。
    清掃費用35,000~45,000円くらい。

ぜんぶひっくるめると、年額35,333円(清掃費年額を40,000/3で計算した場合)。

月額にすると2,944円くらい。浄化槽を設置すると、これくらいの金額を今後ず~~~っと支払い続けていくことになるわけですから、無視できる金額ではありませんね。(値上がりすることもあり得ます)

これから一戸建てを持とうと計画してるあなた! 浄化槽の維持費なんてついつい見落としがちではないでしょうか?(下水道がある地域なら下水道の費用かな?)

浄化槽の寿命(修理と交換)

清掃屋さんによると浄化槽の寿命は15年くらい。ネット記事によると、保守点検や修理などを繰り返して20~30年くらいのようです。

つまり、前述の費用のほかにも、修理費と交換費も頭のスミに置いておいたほうが良いかもしれません。

ちなみに現在の浄化槽がまったく使えなくなって新しいものに交換しなければならなくなった場合、100万円前後のお金がかかる可能性があるようです。

(合併浄化槽の新規設置、または単独浄化槽から合併浄化槽への転換の場合は、役所(役場)から補助金が出る場合が多そうですが)

浄化槽の大きさは住人の数で決まるわけではない

我が家の浄化槽は「7人槽」タイプです。つまり、だいたい7人で使う規模の浄化槽ですよね。

でも我が家には3人しか住んでないので「4人槽くらいにしておけば管理費はもっと安くなったかな」と清掃屋さんにぼやいたら、

「浄化槽の大きさは住人の数で決まるのではなく、住宅の大きさ(平米とか?)で決められる」ということでした。

清掃は1年に1回しなければならない??

すでに書いた通り、我が家の浄化槽の清掃は今のところ3年に1回くらいのペースです。

一般的には「1年に1回清掃が必要」ということになっているようですが、実際にはそこまで頻繁にやる必要がないことも多く、その頻度は保守点検している業者さんが判断して清掃屋さんに連絡しているようです(我が家の場合)。

「トイレに流せる」シートをトイレに流してはいけない

「トイレに流せる」シートとして販売されているトイレシートがありますが、まぁほぼ全ての「トイレに流せる」シートは、浄化槽タイプのトイレに流してはいけないシートだそうです。

たとえば、洗面器に水をはって、いま使っている「トイレに流せる」シートを1枚入れて、数時間放置してみてください。

数時間後にそのトイレシートがバラバラに分解していたなら、それは(浄化槽タイプの)トイレに流して良いシートかもしれません。

ですが、実際は、そんなトイレシートを見つけることは困難なはずです。

簡単に分解しないシートをトイレに流してしまうと、浄化槽を傷めたり、浄化槽の寿命を縮める原因になります。

油に注意!

ここでの「油」とは、主に料理のときに使う油のことです。

油を排水に流すと、油が配管や浄化槽内のいろんなところにこびりついて、合併浄化槽の寿命を縮めます。

ですから、使わなくなった油をそのままドッと排水に流すのは絶対やめたほうが良いと思います。

でも、油をまったく排水に流さないというわけにもいかない場合もありますよね。油がついた調理器具や食器などを洗えば、ある程度の油は排水管に流れ込んでしまいます。

そこで、清掃屋さんがお勧めする方法ですが・・・

1か月に1回くらい、やかん1つ分くらいのお湯を排水に流すと良いそうです。

冷えてこびりついた油をお湯が溶かして流してくれるとのことでした。

法定検査はやらなくて良い??

「浄化槽の維持費ってお金がかかるんですよねぇ・・・保守点検、法定検査、清掃・・・」と私が言うと、清掃屋さんいわく

「"法定" 検査っていうけど・・・アレ、やらなくていいんですよ。保守点検で数カ月ごとに点検してるじゃないですか? それなのにってことです」

さらに

「やってない人も多いです。案内のハガキが来て、いったんやり始めちゃうと、次から毎回検査の人が来るようになっちゃいます」

とのこと。

あれ? でも確か、法定検査って年に1回やらないといけないって聞いたけど。埼玉県の浄化槽に関するページにも下記のように書いてあります。

浄化槽を使用する場合は、浄化槽法により「保守点検」「清掃」「法定検査」の3つを行うことが義務付けられています

で、清掃屋さんに「法定検査をやらなくてもイイって話は、オフレコの話ですか? たとえば私が "清掃屋さんがやらなくても良いと言ってました" と先方に言っても大丈夫ですか?」と尋ねると、清掃屋さんは「いや、私も、そういう話があるって聞いただけなんですけどね・・・」と、ちょっとトーンが変わってしまいました。

この件については、気が向いたら、引き続き調べてみたいと思います。

法定検査の検査料金は戻ってくる??

さらに清掃屋さんいわく「法定検査で支払った料金は、書類そろえて役場に行けば戻ってきます」とのこと。

えっ!

そんな話は初めて聞きましたヨ!

「法定検査をするとき、最初に説明があるはずなんですが」と清掃屋さん。

いや~~~絶対聞いてない。

で、ネット検索して調べてみたけど、お金が戻ってくるというような情報も今のところ見つかりません。

この件についても、気が向いたら、引き続き調べてみたいと思います。

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