使わなくなった 24 インチの古いママチャリを自転車のシロウトが解体してみました。
目的は、有料の粗大ゴミに出すのを惜しんで、無料の不燃ゴミに出すため。。。ではなくて、本当は面白そうだったからだと思います。ちょうど DIY に興味を持って工具を集め始めてたところだし(最終的には不燃ゴミに出すつもりで作業しましたけど)。
解体の手間や工具代を考えると、素直に粗大ゴミに出したほうが安くつくと思います!
私の自転車に関する知識は普通の方と同じくらいです。パンク修理もしたことはありません。(この記事中に出てくる自転車関連の専門用語は、自転車を解体しながら、または記事を書きながら調べました)
そんなレベルの人間が自転車の解体に挑むとどうなるか?最後まで解体できるのか?どんなところでつまずくのか…?
効率よく解体する方法は知らないので、基本、外せるところから外していきます。
あ、解体前に全体写真撮っとくの忘れた!
( ゚Д゚)
解体に使用した工具
使った工具は次の通り。
- 電動ドライバ、各種ビット(プラスやマイナス等の電動ドライバの先端に取り付けるパーツ)
- 電動ドライバ用六角ソケット(15 mm、14 mm)
(→ たぶん六角ソケットを使うのはやめて、15 mm と 14 mm の首振りギアレンチまたはラチェットレンチまたはレンチを使用したほうが良さそう) - 電動ドライバ用「なめたネジはずしビット」
- 六角棒レンチ(6 mm)
- レシプロソー(電動のこぎり)、金属切断用のブレード(刃)
- ワイヤーロープカッター
- ペンチ/ラジオペンチ
- チェーンカッター(自転車用)
- モンキーレンチ
(→ ペダルクランクを外すためにコッタレスクランク抜きを回すときは2つのモンキーレンチを使う。それ以外はペダルレンチまたは 15 mm のレンチを使用したほうが良さそう) - 金づち/ハンマー
- コッタレスクランク抜き
- タイヤレバー(3 個。2 つでも大丈夫らしい)
- 万能ハサミ
- スパナ(10 mm)
- 大き目のカッター
荷台のカゴを外す
では早速、自転車の荷台のカゴを外してみます。楽勝だと思ったら、いきなり問題発生!
とても古い自転車なので、カゴを留めているネジが全力で錆びていて、ドライバでネジを回したらネジ山が潰れてしまいました。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ネジ山が潰れてしまったら
しかしこれは想定内。早速、買っておいた「なめたネジはずしビット」を試してみました。
電動ドリルで使います。「なめたネジはずしビット」の②を電動ドリルのチャック側に取り付けて、ネジの頭に①を正回転で押し付けて穴をあけます。
次に「なめたネジはずしビット」を電動ドリルから外して①をチャック側に取り付け、ネジにあけた穴の中に②を差し込んでからゆっくり逆回転させると、
あけた穴に食いついてネジを引き上げてくれます。
これを使って、荷台のカゴをはずすことができました。初めて使ったので「便利なものがあるんだな」とちょっと感動。
写真を撮り忘れましたが、前輪の上に付いていたカゴもあとで同様のやり方で外しました。
ちなみに、ネジ山が潰れたネジを手動で外す道具としては、ペンチのような形の「ネジザウルス」という製品も有名なようですね。
荷台とスタンドを外す
後輪を留めている六角ナット(ハブナットと呼ぶらしい)を、15 mm の首振りギアレンチまたはラチェットレンチまたはレンチ等で外します。
(対象ナットの幅を変更できるモンキーレンチはナットの角をなめやすいのでお勧めしません)
私は電動ドライバ用の六角のソケット(15 mm)を使ったのですが、おそらく首振りギアレンチまたはラチェットレンチまたはレンチの方が良いと思います。
理由は「電動自転車(ママチャリ)のスタンドを交換してみた」の「(余談)電動ドリルドライバーで危ない目に遭った話」に書いておきました。
荷台とスタンドが外れました。
サドルレバーを外す
サドルレバーは、手でクルクル回すだけで外れました。
ハンドルを固定しているボルトを外す
ハンドルを本体に留めている六角穴付きボルト(キャップボルト)を六角(棒)レンチ(6 mm)で外します。
自転車の中心部分となる骨組みのことを「フレーム」と言いますよね。
この記事の中で、その部分を何と呼ぼうか少し迷いました。
「フレーム」だと、私と同レベルの人とか、もっと自転車に詳しくない人にとっては、ちょっと分かりにくいかも?と思いました。
「車体」だと自転車全体を指しちゃうかな?自動車のことっぽいし?
「自転車(の)本体」だと、ちょっと長いかな?と。
というわけで、この記事の中では「フレーム」=「自転車本体」のことを、「本体」と呼ぶことにしますね。
前輪を外す
前輪の六角ナット(ハブナットと呼ぶらしい)を、14 mm の首振りギアレンチまたはラチェットレンチまたはレンチ等で外します。
(対象ナットの幅を変更できるモンキーレンチはナットの角をなめやすいのでお勧めしません)
一般的なママチャリの場合、後輪のハブナットが 15 mm、前輪が 14 mm ということです。
前輪が外れました。前輪カバーも簡単に取れました。
ブレーキレバーとブレーキワイヤーを外す
ブレーキレバーは簡単に外れました。
ブレーキワイヤーを最初はペンチの刃で切ろうとしたのですが、無理がありました。
そこでレシプロソー(電動のこぎり)を使って切ったのですが、ブラブラ動くワイヤーは切りにくいですね。
ワイヤーロープカッターがあればその方が簡単です(このあと購入しました)。
ワイヤーロープカッターは、このあとタイヤを処理する際にも活躍します。
チェーンカバーの円盤部分を外す
まずチェーンカバーの円盤部分のネジ(赤丸部分)を外します。
そして、円盤の真ん中の穴の縁をラジオペンチで挟んで引っ張ると外れました。
先にペダルを外しておいたほうが良かったですね。。。
チェーンを外す
チェーンをチェーンのギヤ(スプロケットとかチェーンホイールとも呼ぶらしい)から外そうとしたんですが、チェーンがピンと張っていて、なかなかギヤから外せませんでした。
外し方をネットで調べると、ギヤチェンジができるタイプの自転車ならチェーンを緩める方法が書いてあったのですが、このママチャリはギヤチェンジできないタイプ。
また、すでにチェーンがたるんでいるチェーンの外し方を紹介した記事が多くて、参考になりませんでした。
(どなたかご存知でしたら教えてください!)
「どうしたものか」と思いつつ、ラジオペンチでチェーンをつかんでガチャガチャとデタラメに動かしていたら、運よくチェーンがギヤから外れました♡
ギヤチェンジ機構の無いママチャリでチェーンをゆるめる方法を自転車屋さんに聞いてみました。
どうやら、後輪側でチェーンをひっかけているギヤを両面から留めている部分を外すと、チェーンがゆるむらしいです。
あまり親しくない自転車屋さんに時間が無いときに口頭で聞いたので、専門用語が出てきたこともあり、しっかりとは理解できませんでした。すんません!
チェーンを切るには、チェーンの輪をつないでいるクリップが 1 箇所あるのでそれを探して、クリップを取るという方法があるようです。
しかし今回はチェーンがチェーンカバーの中で錆びて固くなっていて、チェーンを動かすのが大変そうだったので、チェーンカッターを使ってみることにしました。
チェーンカッターなら、チェーンの輪のどこからでもチェーンを切ることができます。
チェーンカッターで、チェーンを留めているピンを押し出すようにして外します。
意外と簡単に外れました。チェーンはもっと強靭で手ごわいものだと思っていたので、この文明の利器にまたまた感動しました。
チェーンカバーの後ろの小さいカバーを外して、そこからチェーンを引っ張り出し、さらに細かくカットしました。
ペダルを外す
まず右足を乗せるペダルから。ペダルの内側に 15 mm のレンチをかけるところがあるので、そこを逆時計回りに回して外します。
固くてなかなかレンチが回らなかったので、レンチのお尻をハンマーで叩いてみたら、楽に回りました。
ペダルは固く締められているので、最初はなかなかレンチが回らず外しにくいと思いますが、ペダルがゆるみはじめると一気に回ることがあるらしいので、ケガをしないよう十分注意してください。レンチを握っている手が動いていく方向に(危ないものがないか)気を付けてください。
私はモンキーレンチを使ったのですが、モンキーレンチは挟んでいるところをなめやすいし、太すぎてペダルによっては使えないことがあるそうです。
ペダルレンチまたは 15 mm のレンチの使用をお勧めします。
右のペダルが外れました。
次に左足を乗せるペダルを外します。
左足のペダルを外すときは、レンチを通常(逆時計回り)とは反対方向へ回します。つまり時計回りに回す必要があるので注意してください。
左足のペダルも外れました。
ペダルのクランクを外す
ペダルのクランクとは、ペダルと本体をつないでいる棒のことですね(そんなの知ってる?失礼しました)。
まず、クランクを留めている六角ボルトを覆っているプラスチックカバーを外すのですが。下図の赤丸のとこですね。
これを外そうとしたら。。あれれ?。。。プラスチックが劣化しているのでボロボロに崩れてしまいました。
そして、プラスチックの残りが六角ボルトの周りの溝に残っています。
このままだと工具がボルトにかかりません。どうしよう。。。?(´ε`;)ウーン…
悩みながら溝のところを先のとがったものでいじってみたら、溝の中に残っていたプラスチックがポロっと取れました。ふ~、良かった。ε-(´∀`*)ホッ
14 mm のボックスレンチまたはソケットレンチを使用して六角ボルトを外します。
私は電動ドライバ用の六角のソケット(14 mm)を使ったのですが、おそらくボックスレンチまたはソケットレンチの方が良いと思います。
理由は「電動自転車(ママチャリ)のスタンドを交換してみた」の「(余談)電動ドリルドライバーで危ない目に遭った話」に書いておきました。
六角ボルトを外しただけでは、まだクランクは本体にガッチリとはまっていて外れません。
そこでいよいよ自転車専用の工具が登場します。その名も「コッタレスクランク抜き」。
なんかダジャレを言いたい衝動に駆られる名前です。またはドラえもんの物まねをしたい気もしますが、怒られそうなのでやめておきます。
これを使ってクランクを取り外します。
自転車によってはクランクの規格、外し方、使用する工具が異なるようなので注意してください。
「コッタレスクランク抜き」だと長いので、以下「クランク抜き」と呼ぶことにします。
「クランク抜き」の仕組みですが:
使用するときは下図のように、お尻のほう(図の右側)を逆時計方向に回して、全体を伸ばした状態にしておきます。そして、
頭のほうの外周にはネジ山が切ってあるので、さきほどクランクから六角ボルトを抜いた穴に、「クランク抜き」の頭を時計回りに回して取り付けます(つまりクランクと「クランク抜き」を一体化させます)。
次に、お尻のほうを時計回りに回していくと「クランク抜き」が縮んでいき、下図のように頭側に突起が出てきて本体側を押すので、「クランク抜き」と一体化しているクランクが本体から離れるというわけです。
お尻を回すときはモンキーレンチ等を使います。
関係ないんですが、縮んだ状態の「クランク抜き」を見つめていたら、小型のフラッシュライトに見えてきました。
こちらは本物のフラッシュライト。
関係ないですね。失礼しました。。。
さて、「クランク抜き」の仕組みが分かったところで実践です。
まず進行方向右側のクランクから。
- 「クランク抜き」の頭(外周がネジになっている)をクランクの穴に(時計回りで)取り付ける。
- 「クランク抜き」のお尻をモンキーレンチ等で時計回りにしめていく。
- 「クランク抜き」が縮んでいき、その頭から突起が出て、本体を押す。
クランクが外れました。この作業もなかなか面白いです。
下の写真は、進行方向左側のクランクを外しているところです。
1 つのレンチで「クランク抜き」の頭(下部)が回らないように固定し、もう 1 つのレンチで「クランク抜き」のお尻(上部)を時計回りに回しています。
写真を撮り忘れましたが、右側のクランクを外すときも同様にしました。
左側のクランクも外れました。
「クランク抜き」では普通のレンチを使わずに、なぜモンキーレンチを使うのか? ネットで他の記事を見ても、「クランク抜き」を使うところでは、ほぼ全ての記事でモンキーレンチが使われてるんですよね。で、調べてみました。
「クランク抜き」のレンチをかける部分を見てください。下の写真の赤丸のところ。平らになってますね。もちろん反対側も平らになってます。
「クランク抜き」の角度をちょっと変えて、レンチをかけるところの幅を見てみましょう。
私はカインズに行って、陳列されているレンチを「クランク抜き」にあててみたところ、赤線の部分は19mmのレンチでいけそうでした。ほんの気持ちだけ(0.2~0.5mmくらい?)、19mmレンチだと大きいような気もしましたが、まぁ、ほぼピッタリでした。
ところが下の写真の赤線のところなんですが、17mmのレンチだと明らかに大きすぎました。でも16mmのレンチって売られてなかったんですよ。品切れということではなく、そもそも16mmレンチを販売するスペースが存在していませんでした。その下のサイズは15mmのレンチだったと思いますが、狭すぎて赤線のところに入りませんでした。
つまり、16mmのレンチってちょっと特殊なサイズらしいですね(アマゾンで探したら見つかったけど)。販売されてるレンチセットの中にも16mmは含まれてないことが多いようです。だから、多くの人がサイズ変更可能なモンキーレンチを使ってるんですね。
ハンドルを外す
ハンドルを固定している樹脂の頭のネジを外したんですが、樹脂がガッチリとハンドルを挟んでいて外れません。
それで、モンキーレンチで樹脂の一部を挟んで、力を入れてグイっと上に押し上げて外しました。非力な私には結構大変な作業でした。
解体が目的ですから、レシプロソー等でハンドルを切断してしまったほうが、ひょっとしたら(非力な自分の場合)楽だったかもしれません。
魚の骨のよう
作業が簡単だったところは写真を撮り忘れたこともありますが、気が付けば本体はもうこんな状態です。
(というか、ほぼ、本体の本来の姿?)
せつなささえ感じます。おいしく食べられて残った魚の骨のよう。
しかし感傷に浸るのはまだ早いのでした。
チェーンカバーを外す
チェーンカバーを外すには、チェーンカバーを留めているドーナツ状のロックリング(赤丸のところ。錆びて茶色くなってます)を外す必要があります。
上の写真だとロックリングの形状が分かりにくいので、下に新品の写真を用意しました。ロックリングの外周の溝の数は決まってなくて、いろいろな数のものがあるようです。
チェーンカバーを留めているロックリングを外すときは、(逆時計回りではなく)時計回りに回して外します。
マイナスドライバーの先をロックリングの溝に当てて、マイナスドライバーのお尻を金づちで叩きながらロックリングを回しました。
ロックリングが取れたので、チェーンカバーを本体から外せました。
ロックリングを外すには「ロックリングリムーバー(引掛スパナ)を使えば良い」とどこかの記事で読んでロックリングリムーバーを購入してしまったのですが、
今回は残念ながらチェーンカバーが邪魔で、ロックリングの溝にリムーバーを引っ掛けることができませんでした。
本体を切断する
私の自治体では、不燃ゴミに出すためには、その一番長い一片を 80 cm 以内にする必要があります。
ということで、本体をレシプロソー(電動のこぎり)で切断しました。これで 80 cm 以内です。
(切断面で手を切らないように注意)
やった、終わった!(^o^)
・・・と思ったのですが・・・
タイヤ・・・このままでいいのかな?
自治体が発行する「ごみの出し方」の冊子を読み直してみると、「集積所に出せないもの」の中に「タイヤ」と書いてありました。
「このタイヤって、自動車のタイヤのことだよね・・・?」このタイヤのイラストも自動車のだし。
でも活字としては「タイヤ」と書いてあるだけ。。。
「自転車のタイヤはどうなの?」
。。。モヤモヤ。。。
「よし!念のためにタイヤも何とかしとくか!」( ゚д゚ )クワッ!!(今日は役場も閉まってて聞けないし!)
その後調べたところ、私の自治体では、自転車のタイヤのゴム部分については40cm以内に切って「燃えるゴミ」として出せるとのことです。
そして自転車のタイヤのホイールについては、80cm以内ならば「燃えないゴミ」として出すのが正解とのことでした。
タイヤをなんとかしてみよう
まず最初にタイヤの空気を抜いておきましょう(私のママチャリはすでに抜けてました)。
タイヤホイールからタイヤゴムを外すには、このようなタイヤレバーを使います。
タイヤレバーは 2 つか 3 つが 1 セットで売られていることが多いです。
使い方ですが、まず 1 つ目のタイヤレバーを下図のようにタイヤゴムとホイールの間に差し込んで、タイヤレバーを引き倒し、スポークに引っ掛けます。
実際にやってみましょう。
下の写真のように、斜め上からタイヤレバーを差し込んで。。。
下の方に引き倒して、先端をスポークに引っ掛けます。
次に、1 つ目のタイヤレバーから少し離れた位置(間にスポークを 1~2 本挟んだ右側の位置)に 2 つ目ののタイヤレバーを同様にセットします。
そして 2 つ目のタイヤレバーから少し離れた位置に 3 つ目のタイヤレバーを同様にセットします。
今度は 2 つ目のタイヤレバーをタイヤから外して、3 つ目のタイヤレバーの右側にセットします。
このようにして、2 つ目のタイヤレバーと 3 つ目のタイヤレバーを交互に繰り返してセットしていくことで、タイヤのゴムがホイールから外れていきます。
ある程度ゴムがホイールから外れたら、タイヤレバーの 1 つをゴムとホイールの隙間に差し込んでそのままホイールの外周に沿ってすべらせれば、ゴムをホイールから一気に外せます。
通常は中のチューブを傷つけないように注意が必要ですが、今回の目的は解体なので少々乱暴にやってもいいでしょう。
ゴムとホイールが分離したら、ホイールからバルブ(空気を入れるところ)を外します。
バルブを外すには、まず、バルブの先端のゴムキャップとその下のネジ(袋ナット)を外しましょう。手で外せると思います。
次に、バルブの根本にある六角形のネジ(リムナット)を 10 mm のスパナ等で外します。
バルブ本体の中から出ている突起物(プランジャーと虫ゴム)も取っておきましょう。
バルブ本体はチューブにくっ付いているので、ホイールに押し込むようにして、チューブと一緒にホイールから外します。
しかーし!タイヤゴムのほうがホイールから外れにくかったので、万能ハサミで切って外そうとしましたが、これはやらないほうが良いです。
タイヤゴムの両縁にはワイヤーが数本通っているので、万能ハサミの刃のほうが負けてしまいました。
ワイヤーロープカッターを使うと、タイヤゴムの縁のワイヤーも簡単に切れました。
タイヤゴムの縁だけワイヤーロープカッターで切り、縁以外を万能ハサミで切って、ホイールから外しました。
チューブは文房具のハサミでも切れそうなくらい柔らかいです。ぶつ切りにしました。
タイヤゴムもぶつ切りにしようとしたんですが、縁にあるワイヤーが邪魔でうまく切れません。
ネットの記事に「タイヤゴムを踏みながらワイヤーを思いっきり引っ張るとワイヤーが取れる」と書いてあったので、ワイヤーをペンチで挟んで引っ張ってみましたが、、、非力な私ではビクともしませんでした。
しかたないので、タイヤゴムからワイヤーだけをキレイに抜き取るのはあきらめて、大き目のカッターでワイヤーのまわりのゴムごと切り離すことにしました。
タイヤゴムを足で踏んで、ワイヤーを左手で引っ張りながら、タイヤゴムとワイヤーの境目にカッターを入れていくと、比較的楽に切り離すことができました。
(手を切らないよう十分気を付けましょう)
切り離したゴム付きワイヤーは、ワイヤーロープカッターでぶつ切りにしました。
タイヤゴムのほうは万能ハサミでチョキチョキ。
終了~
こんな感じで、今度こそ終了です。
これくらい小さくすれば、不燃ゴミとして出しても大丈夫でしょう。
不燃ゴミとして出せる条件「すべて 80 cm 以内」クリアです!
(※自治体によって条件は異なります)
上の写真には写ってませんが、タイヤのホイールもそのままで 80 cm 以内だったので問題ありません。
お疲れ様でした!\(^o^)/
後日、不燃ゴミとして出したところ、ちゃんと全部持って行ってくれました!
【余談】スパナとレンチの違いは?
今回工具を使用していて「スパナとレンチの違いって何だろう??」と気になりました。
同じものなのに、あっちでは「スパナ」、こっちでは「レンチ」と呼んでるみたいだったからです。
調べてみると。。。
レンチもスパナも、ボルトやナットを回して締め付ける工具で、レンチはアメリカ英語でスパナはイギリス英語。
「結局同じものなの?」と思ったら、
日本では先端が開放されてるものをスパナと呼び、それ以外をレンチと呼んでいるらしいが、はっきりとした区別はない。
ということ。結局どうなの~~~??!!( ゚д゚ )クワッ!!
ちなみに、「先端が開放されている」例はこちら。スパナと呼ぶことが多いってことだよね。
「先端が開放されてない」例はこちら。レンチと呼ぶことが多いらしい。
これはメガネレンチとか言うらしい。。。
こっちは六角レンチとか六角棒レンチとか。。。
あれ??でもこれは。。。先端が開放されてますけど~、モンキースパナとはあまり聞かないです。(私だけ?)
モンキーレンチって呼び方がだんぜん多い気がしますね。
ちなみにモンキーレンチの「モンキー」ってのは、「幅を調節できるレンチを発明した人の名前」なんだって。あ、いま「レンチ」って言いましたね?
こちらは?
検索してみると、コンビネーションレンチと呼んでる人もいるし、コンビネーションスパナと呼んでる人もいるみたい。なるほど。まぁ納得。
どうせなら「レンチ&スパナ」とでも呼べば分かりやすいのに。
最後です。こちらにいたっては、「スパナ型トルクレンチ」と紹介されてました。
えーと、開放されてるのがスパナだから。。。えーと。。。どの部分がレンチ???
どうやら「レンチ」と「スパナ」の言葉の使い分けはもはや収拾不能なくらいごちゃごちゃになっているようで、
結論としては「あまり気にしないで良い」「よく耳にするほうの呼び方で呼べば良い」みたいです。