ストーマとは人工肛門または人工膀胱のことですが、この記事は人工肛門に関する事柄を書いたものです。
人によっては、または状況(お食事中など)によっては、不快とお感じになる表現がこの記事に含まれている可能性があります。
ご了解いただける方は続けてお読みくださいませ。
寝ている人のパウチの中身の捨て方
オストメイトの姉が、腰が痛くなって動けなくなったので(現在 MRI を撮ったりして診察しているが、いま一つ玉虫色の診察結果)、寝たきりの姉のパウチの中身を出さなければならなくなったのですが、やり方が分からなかったので自分で工夫してみました。(看護師さんなどがどうやってるのか知りたいところです)
その後、回復して歩けるようになりました。2019年5月3日、追記。
最初は、パウチのさきっちょをビニール袋の中に入れれば良いだろうと思ってやってみたんですが、パウチのさきっちょがビニール袋の内側に触れることで便で汚れてしまって、あとあと面倒なことになってしまいました。
で、パウチのさきっちょは(トイレでやるときと同じように)空中にぶら下げた状態で中身を出したほうが良さそうだとの結論に至りました。
次のようにやると、うまくできました。
まず、下の写真のような外枠を作ります。(私はスティックコーヒーが入っていた箱の一部を手で破り取って作りました)
外枠の向きを下の写真のように変えます。
上の写真の左下に写っているのはテレビのリモコンの裏側です。角度を付けて箱の写真を撮りたかったので、箱の下側に置いただけです。
で、箱の形に合わせてビニール袋をかぶせます。このとき、箱を逆さまにしてもビニール袋が落ちないように、箱の外側にビニール袋の数か所をセロテープでとめておきます。
ビニール袋の中にトイレットペーパーを敷いて、周辺にもトイレットペーパーをかぶせます。
パウチの先っちょを拭いたり、その他の汚れたところを拭くために、トイレットペーパーをちぎったものをいくつか用意しておきましょう。
寝ているオストメイトの人に(パウチが付いてる側が下に来るように)横を向いてもらいます。
念のため、寝床の必要と思われるところに(汚れないように)キッチンペーパーなどを敷いておきます。
下の写真のように、パウチの中身を箱の中に出します。
実際には、上の写真のように、パウチのさきっちょを真っすぐ垂らすのは難しいことも多いと思います。
私の姉は動くと腰が痛いので、十分な角度で横を向くことができませんでした。
そういう場合は、まず、パウチの中身をパウチの先っちょに移動させます。
そして、下の写真のように、パウチの先っちょをクルッとひねってから中身を出すとうまくいくのではないでしょうか。
別の日に処理しようとしたら、パウチがパンパンになっていたので、パウチをひねる技が使えませんでした。
そのときは、姉の体(腰の上)をまっすぐ起こして処理しました。
パウチの中身を出して、パウチの先を拭いて、畳んだら、すぐに箱を持ってトイレに行き、中身を(便器の穴に向けて箱を逆さまにして)トイレットペーパーごとトイレに流します。
箱とビニール袋は流さないでくださいね!
ビニール袋に汚れが付いていたら、それを防臭袋に入れてからゴミ箱に捨てるなどしても良いでしょう。